家の塗装の話で「3回塗り」という言葉を聞いた事はありませんか?
今回はこの「3回塗り」に関するお話をさせていただきます。
「3回塗り」とは、基本的に外壁や屋根などを3回塗るということです。
3回塗りを規定とする塗料が一般的に多いことから、家の塗装をするなら3回塗りしてくれる業者を選ぼう。などと言われることもあります。
塗料によっては3回塗りを規定としないものもあります。
塗り回数が多ければいい、少ないことが悪い、で判断するのではなく、既定の塗り回数がある事をきちんと理解したうえでしっかり工事してくれる業者に塗装工事を依頼される事をお勧めします。
●塗装工事の前に工事内容を確認しましょう
①メーカーの規定で最適な塗り回数が設定されています。
今回使用する塗料において、メーカーが推奨している本当の塗り回数と、お店のプランが一致しているのか。
②塗り回数が違った場合、正当な理由があるか
回数が相違している場合は、建物の状態や環境から判断し、回数を増減させるなど臨機応変な対応の場合もあります。
担当者よりきちんとしたご説明を受けて下さい。
悪質業者に多いパターンのご紹介
・必要のない回数の提案を持ち出す業者もいます。
「耐久性を上げるために3回以上塗った方がいいですよ」と他社よりお得だと見せかけたプランを提案してくる。
「多く塗る」に比例し、耐久年数も長くなるや、塗膜が強くなる事はありません。
・規定通りの回数で塗らない。
通常3回塗りの必要な個所であるが、手抜き工事で1回や2回で終わらせてしまう事もあります。
どのメーカーの塗料にも【標準仕様方法】という「メーカーによる施工の基準」があります。塗料はその基準を守ってこそ塗料本来の性能が発揮され、期待通りの耐久性や美観の長期的保護にもつながるのです。