外壁の再塗装やシーリングの補修によって、耐用年数を延ばすことが可能です。ただし、サイディングの種類や素材によって劣化の速度は異なります。どのサイディングでも、劣化するとひび割れや塗膜の剥がれ、サイディング自体の反りなどが発生してしまうため、将来的に定期的なメンテナンスが必要です。外壁の素材によっては、こまめなケアや定期的な点検が長寿命を保つ鍵となります。
サイディングは主に板状の外壁材で、その種類は大まかに以下の4つに分けられます。
【窯業サイディング】
パルプとセメントを混合し、工場で成型されたもので、比較的重い特徴があります。
【金属サイディング】
金属を板状にし、裏に断熱材を加工したもので、軽量ながらも高い断熱性を持っています。
【樹脂サイディング】
樹脂を板状に形成し、工場で加工されたもので、軽量かつ変色が少ないのが特長です。
【木製サイディング】
木製を板状に加工したもので、比較的重いが、自然な風合いが魅力の一つです。
サイディングを塗り替える際、初めに重要なのは早めの点検です。
サイディングのメンテナンスタイミングは、一般的には約10~15年です。
その際に注目すべきポイントがいくつかあります。
・サイディングのシーリングの劣化
・サイディングのクラック(ひび割れ)
・サイディングの反り
塗り替えの計画を始めるタイミングとしては、新築から8年ほど経った頃が理想的です。
特にデザインがある場合でクリア塗装を検討している方は、10年未満での塗り替えを検討することをお勧めしています。